2010年9月20日月曜日

[Endian] ORANGEにあるサーバのIPをRED側のIPにすり替える

ORANGE内に以下のサーバを配置
  1. DNSサーバ : IP : 192.168.2.10
  2. Webサーバ : IP : 192.168.2.11

これをRED側(最終的にはインターネット側)から見たときにREDインターフェイスと同じネットワークのIPアドレスとしてアクセスさせたい。

今回の場合だと
  1. DNS:IP:192.168.1.224
  2. Web:IP:192.168.1.225
としてアクセス出来るようにするのがゴール。
外からアクセスする場合に上記が使えるだけでなく、上記から外のサーバ(別のWebサーバなど)へアクセスする際にも上記からアクセスしていることにしたい。

IPアドレスの追加
まず最初に、外から見せたいIPアドレスを追加する。
ネットワーク設定ウィザードの 4/8 にて追加のIPアドレスを登録する。
今回は 224(DNS) , 225(Web) を追加した。

RED(外部) →ORANGE
「ファイアウォール → ポート転送/NAT」より「Add a new Port fowarding ...」

「Incoming IP」にREDに追加したIPを選択、「Translate to」にORANGEにあるサーバのIPを選択
デフォルトだとすべてが転送されるので、必要に応じてサービス・プロトコルを選択する。
最後に「適用」を押して反映させる。

RED側にあるマシンからPingやブラウザでのアクセスを試してみて、反応があれば成功。



ORANGE → RED(外部)
続いて全く逆の設定。
あまり必要ではないと思いますが、アクセス元IPを制限している場合などに必要になるかと。

「ファイアウォール → ポート転送/NAT → ソースNAT」
送信元、送信先を指定し、最後はNATの設定で「to source address」にRED側のIPアドレスを指定する。
最後に「適用」を押して反映させる。

外側にあるマシン等へアクセスさせ、送信元IPアドレスを確認する。

[Endian] ORANGEからインターネットへ接続する方法

デフォルト設定だとORANGE → REDの通信はDNS/PINGしか許可されていないため、アップデートすら出来ません。
なので、ORANGE内のサーバから apt-get update を実行しようものなら・・・。
Woops...
ファイアウォールにちょっとだけ穴を開けます

新規ファイアウォールルール追加
ファイアウォール →送信トラフィック から
ルールを追加します。   HTTPと
HTTPS
最後に適用をクリック。
サーバへ戻って再度 apt-get update を実行する。

必要に応じて他の設定も追加します(NTPくらい?)

[Endian] GREEN内にDHCPサーバを提供する

手動設定の面倒さを身にしみて痛感したので、GREEN内は自動で設定できるようにします。
また、MACアドレスを元にした固定割り当てにも挑戦。

サービスを有効にする
おなじみ管理画面より サービス → DHCPサーバ
GREENにチェックをつけて、保存するだけ。

GREEN内のPCのNICの設定をDHCPにしてリロードすると、動的にIPアドレスが割り当てられているはず


固定割り当てに挑戦する
DHCPサーバの設定画面下部。


「固定割り当ての追加」より必要な情報を指定する。(MACアドレスとIPアドレスくらい?)


詳細設定を行う
DHCPサーバとしての細かい設定は「+設定」を展開して行います。

[Endian] NICを追加する その2 (今回はORANGE)

ORANGE用NICを追加して起動。
やはりWebの管理画面より設定を行う。
※今回は差分のみ※

管理画面より
「ネットワークの設定」を選択する。
ステップ 2/8 にてオレンジを選択する。
ステップ 3/8 にオレンジ用設定が追加されているのでIPとNICを指定する。
設定が終わって戻ってくると Network Interfaces に 3つのデバイスが登録されているはず

[Endian] NICを追加する その1 (今回はRED)

ひとまずインストールの終了したEndianに対して、ORANGE用/RED用NICを追加していく。
手順としてはこんな感じ
  1. RED用NIC追加
  2. 起動
  3. 管理画面にてRED用NICとして認識させる
  4. 最後まで設定
  5. 一度シャットダウン ←今回はここまで
  6. ORANGE用NIC追加
  7. 起動
  8. 管理画面にてORANGE用NICとして認識させる
  9. 設定を継続
また、今回からWebの管理画面を使用します。
LANセグメントを分離させたため、GREEN内に別途マシンを用意しました。
なお、この時点ではEndian UTMのDHCPサーバは稼働していないため、メンテ用マシンのIPを固定にするか、別途DHCPサーバが必要になります。

RED用NICを追加&認識
(VMwareにて追加済み)

GREEN側のマシンから管理画面にアクセス(怒られる・・・)
設定ウィザードの開始

おなじみ言語とタイムゾーンの設定
ライセンス確認
バックアップから復元する?
パスワードの再設定(二度手間だけどしょうがない)
REDインターフェイスの選択(本当はPPPoEで試したいんだけど・・・)
ORANGE/BLUEはひとまずスルー
GREEN側のIPアドレスを設定。NICは最初にさした物が自動的に選択されているはず
RED側IPアドレスを設定。今回追加されたNICを選択。その他諸々設定する。(192.168.1.x はLAN)
Endianが使用するDNSサーバを指定(今回はLAN側にあるブロードバンドルータのみ指定)
メールアドレス等は今回は省略
最終確認。この後しばらく設定に時間がかかります。
設定の終了。

管理画面へアクセス
URLは https://EndianUTM(GREEN):10443/
通常はリダイレクトされます。

AdminのID/PASSを入力する。
無事に起動しました。

続いてORANGE用NICを追加します。
メニューより一度シャットダウン

[Endian] Endian UTMのインストール

※最初にNICを3枚さしてしまうと、どれがどれだか判らなくなる危険があるため、GREEN用の一枚のみさしてインストールを行う。
基本的には難しいことは無く、インストーラの指示に従うのみ

何はなくともインストール

Welcome...
言語の指定。当然日本語は無い・・・。
意思確認
ディスク消去の警告&意思確認

コンソール出力をシリアルに出すか否か
ディスクを整備して・・・
ファイルシステムの作成
諸々インストール
IPアドレス(GREEN)の指定
インストール完了

Endian UTM起動

毎度おなじみGRUB画面
サービス起動中(初回だけでなく、毎回結構長い)
起動完了

インストール後に一番最初にやる設定
Rootのパスワードを変更する(デフォルトのRootパスワードは endian)
Root用パスワードを2回入力
Adminのパスワードを変更(変更にはRootのパスワードが必要)
Adminのパスワードを設定する

終了&NIC追加
シェルに降りて・・・
シャットダウン

このあと、ORANGE用NIC追加 → 認識、RED用NIC追加 → 認識
さらに諸々の設定へと続く